第38回東海小児整形外科懇話会・第20回東海小児整形外科研修会 開催のお知らせ

主催  東海小児整形外科懇話会
後援  一般社団法人 日本小児整形外科学会

概要

日時 令和6年2月4日(日曜日)
11:30~16:30
開催方式 現地開催
会場 名古屋市立大学ミッドタウン名駅サテライト
名古屋市中村区名駅1丁目1番1号 JPタワー内 5階
 

 

 

会場はミッドタウンクリニック名駅に隣接しており、会場にアクセスするエレベーターはKITTE NAGOYA2階からのみになります
エレベーターホールへの入り口がわかりにくいため、会場までのアクセスはミッドタウンクリニック名駅のホームページ
(https://www.midtown-meieki.jp)のアクセスページに写真付きで解説がありますのでご参照ください

参加費 会員  参加費は無料ですが2023年度の年会費2,000円をお納め下さい
非会員 4,000円
(教育研修講演申請は別途1単位1000円)
懇話会当番幹事 岩佐 一彦 ( 岐阜県立希望が丘こども医療福祉センター 整形外科)
研修会当番幹事 鬼頭 浩史(あいち小児保健医療総合センター 整形外科)
問い合わせ 名古屋市立大学医学部附属みらい光生病院 整形外科
若林 健二郎

〒465-8650
愛知県
名古屋市名東区勢子坊2丁目1501番地

Tel: 052-704-2345

E-mail:wakaba005@gmail.com

  • 懇話会一般演題の発表時間は、発表7分、討論3分とさせていただきます
    発表は、スライドを当日フラッシュメモリーでご提出いただき、現地でご発表いただきます
    映写用PCはWindows、アプリケーションはMicrosoft Office PowerPointを使用致します
    Macintoshや動画の再生は保証できませんので、Macintoshや動画を使用される場合は、当日ご自身のパソコンをご持参の上、会場までお越しください
  • 単位申請をご希望される受講者は講演開催から10分以内に参加してください。それを超えて遅刻は認められません。
  • ご講演中のスライド撮影や録音等はお控えください。

プログラム

11:30~12:40 懇話会一般演題 座長 岐阜県立希望が丘こども医療福祉センター 岩佐 一彦
1)安定型大腿骨頭すべり症にin situ固定と股関節鏡下bumpectomyを行なった1例
浜松医科大学整形外科
◯古橋 弘基、 杉浦 香織、 四谷 久美子、 松山 幸弘
症例:13歳男児 2か月前にサッカーをしていて左股関節痛が出現した。経過を見ていたが跛行が継続するため近医を受診したところ、左大腿骨頭すべり症と診断を受け、当院へと受診した。安定型ですべりの程度は軽度だったが、年齢・画像所見からリモデリングが得られる可能性が低いと判断し、in situ固定と同時に股関節鏡によるbumpectomyを行なった。術中所見および術後経過について報告する
2) 脚長不等の補正により右股関節亜脱臼が改善した無痛無汗症の1例~経過報告~
愛知県医療療育総合センター中央病院整形外科
〇長谷川 幸、 伊藤 弘紀、 野上 健、 岩田 浩志、 門野 泉
2020年本会で報告した症例の続報である。症例は無痛無汗症の6歳女児。右大腿骨骨折後過成長による脚長不等および右股関節亜脱臼がみられた。エイトプレートによる右大腿骨遠位部骨端線抑制術を2回行い、10mmの脚長差は補正され、骨盤傾斜の改善により右股関節亜脱臼の改善も得られた。合併症では手術創の感染・遷延治癒がみられた。現在、新たな骨折や関節不安定性はなく経過は順調である
3) 原因不明の尖足に対して矯正ギプス療法を行った一例
岐阜県立希望が丘こども医療福祉センター整形外科
〇田中 薫、 岩佐一彦、 徳山 剛
尖足歩行の治療として理学療法、装具療法、ギプス、ボトックス、ITB療法、選択的脊髄後根切断術、軟部解離術などがある。当センターでは保存療法として岡安らが報告した愛徳式cast法を参考にして矯正ギプスによる治療を行っている。原因不明の尖足歩行をきたした12歳女児に対して矯正ギプス療法を行い、良好な成績を得たので、治療法、経過について報告する
4) Apert症候群に生じた中足骨亜脱臼による中足部痛に対し、中足骨骨切り術を行なった2例
静岡県立こども病院整形外科
〇橘 亮太、 滝川 一晴、 藤本 陽、 大坪 研介、 都築 和弥、 大庭 雄太郎
Apert症候群は手、足の先天性形成不全を伴う症候性頭蓋縫合早期癒合症である。足部変形として、合趾症、前足部内転、足部回外変形、第一中足骨短縮症、中足骨頭の亜脱臼などが知られている。Apert症候群の足部変形に対する手術加療の報告は極めて稀である。今回我々は底側への中足骨頭亜脱臼に伴う中足部痛に対して第二、三中足骨骨切り術を行なった2例4足を経験したので、短期成績を報告する
5) 両側の第1楔状・中足骨癒合症の1例
名古屋市立大学整形外科
〇燒田 有希恵、 河 命守、 梅村 彦太郎、 村上 英樹
名古屋市立大学医学部附属みらい光生病院整形外科
若林 健二郎
愛知県厚生連知多厚生病院整形外科
坪井 義晃
愛知淑徳大学健康医療科学部
和田 郁雄
症例は当科初診時10歳女児、主訴は左中足部痛である。8か月前から歩行時の左中足部痛を認め、加療目的に当科へ紹介となった。左足部内側リスフラン関節に骨性隆起と同部位の圧痛を認め、画像所見より第1楔状・中足骨癒合症と診断した。癒合部切除術にて症状は改善したが、術後1年で右中足部痛を認めるようになった。同様の所見を認め第1楔状・中足骨癒合症と診断し、癒合部切除術を施行した。症状は改善し経過は良好である
6) 乳児期に脊柱側弯を来たした筋性斜頸の1例
独立行政法人国立病院機構三重病院小児整形外科
〇多喜 祥子、 西山 正紀
三重県立子ども心身発達医療センター整形外科
西村 淑子、 堀川 一浩
症例は1歳5ヶ月男児。生後71日初診、右筋性斜頸を認めた。8か月より右胸鎖乳突筋の緊張が強くなり、可動域が悪化、右凸の脊柱側弯を認めるようになった。10ヶ月時、臥位でもCobb角Th8-L3右凸24度と脊柱側弯が進行したため、11か月時、右胸鎖乳突筋下端部分切除術を行った。頚部から体幹までギプス固定3週、装具療法を3ヶ月行い、頸椎可動域制限と脊柱側弯は改善した。乳児期に脊柱側弯を来たした稀な症例を経験したので報告する
7) 肩甲骨高位症 (Sprengel変形)に対し、肩甲骨下降術を施行した2例
名古屋市立大学整形外科
〇梅村 彦太郎、 河 命守、 焼田 有希恵、 村上 英樹
名古屋市立大学医学部附属みらい光生病院整形外科
若林 健二郎
愛知県厚生連知多厚生病院整形外科
坪井 義晃
愛知淑徳大学健康医療科学部
和田 郁雄
肩甲骨高位症は肩関節の可動域制限を認め、整容上の問題を伴う非常に稀な先天性疾患である。今回、当院で手術加療を行った2例を経験した。症例1;1歳6か月女児、Cavendish分類grade3の左肩甲骨高位症と診断し、3歳時に手術を施行した。症例2;3歳10か月女児、Cavendish分類grade3の左肩甲骨高位症と診断し、4歳4か月時に手術を施行した。2例とも術後合併症は無く、肩関節可動域の改善を認めて短期的な治療成績は良好である。文献的考察も含めて報告する
13:00~14:00 研修会一般講演1 座長 名浜松医科大学 整形外科助教 古橋 弘基 先生
「小児の足部疾患」【[3] 小児整形外科疾患、[12] 膝・足関節・足疾患、Re(運動器リハビリテーション医)】
国立病院機構三重病院 整形外科部長  西山 正紀 先生
14:15~15:15 研修会一般講演2 座長 愛知県三河青い鳥医療療育センター 整形外科医長 杉浦 洋 先生
日常診療でよくみる下肢変形【[11] 骨盤・股関節疾患、[12] 膝・足関節・足疾患、s(スポーツ認定医)】
あいち小児保健医療総合センター 整形外科医長  北村 暁子 先生
15:30~16:30 研修会特別講演 座長 あいち小児保健医療総合センター 副センター長 鬼頭 浩史 先生
骨軟部腫瘍診断〜整形外科医が見逃してはいけないポイント〜
【[3] 小児整形外科疾患、[5] 骨・軟部腫瘍】
愛知県がんセンター 整形外科部長  筑紫 聡 先生

注1)講演1〜3は日整会専門医資格継続単位が取得できます
注2)講演1は運動器リハビリテーションが取得できます
注3)講演2はスポーツ認定医資格継続単位が取得できます

*単位を取得される講演毎に受講料として1,000円を申し受けます
*日整会単位は最大3単位まで取得できます

ご不明な点は東海小児整形外科懇話会代表幹事までご連絡下さい

名古屋市立大学医学部附属みらい光生病院 整形外科
若林 健二郎

〒465-8650 愛知県名古屋市名東区勢子坊2丁目1501番地

Tel: 052-704-2345

E-mail:wakaba005@gmail.com