歴代理事長

日本小児整形外科理事長 就任挨拶

 

この度、清水克時前理事長の後任として日本小児整形外科学会理事長を拝命いたしました。
会員の皆様に就任のご挨拶をさせていただきます。

 小児整形外科学会と私との積極的な関わりは横浜市立大学病院で小児整形外来を担当し、
小児整形外科の啓発と普及を目的に設置された教育研修会の委員となった頃からです。当時は埼玉県立小児医療センターの佐藤雅人委員長を中心に研修内容を立案しました。研修会場当日は300名以上の参加者で大変盛況であったことを覚えております。そのころから海外との交流は活発で、委員として参画させて頂いた国際委員会では現在6つのFellowshipを実施しています。
アジアを中心に留学生を受け入れ、国際交流と相互理解の役割を担ってきました。これらの成果は先達の先生方の先見性と学会の発展に向けられた努力に依るところが大きいと考えております。もう一つの先見性は他の学会に先駆けて理事長制度を設置したことと思います。学会運営の継続性を維持し、小児整形を取り巻く様々な問題に迅速かつ適切な対応を可能にしています。

少子高齢化の中で小児整形外科を取り巻く国内状況は厳しいことは事実ですが、3年間の理事長在任期間に小児整形外科が整形外科の原点であることを考慮し、若い整形外科の先生方に積極的に学修の必要性をアピールして会員数を増加させ活性化していきたいと考えています。また今後の重要な課題として法人化の問題があります。小児整形外科の専門性を社会的に認知させるには法人化は不可欠ですので、早急にこの方向性を検討する必要があると考えています。

 高山真一郎副理事長をはじめ学会理事の先生方にご助力を仰ぎ、ともに我が国の小児整形外科学を盛り立てていく所存です。会員の皆様の御支援をお願いいたします。

日本小児整形外科学会
理事長 齋藤知行
(横浜市立大学整形外科 教授)

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