日本小児整形外科学会 報告







学会印象記

5th International Clubfoot Congress
2008年 SICOT/ IFPOS学会報告
第27回ヨーロッパ小児整形外科学会
 (27th annual meeting of European Pediatric Orthopaedic Society)
第7回アジア・太平洋整形外科学会;脊椎・小児整形外科部門合同学会
 (The 7th Combined Congress of the Spine and Pediatric Sections, APOA)
第6回アジア・太平洋整形外科学会 脊椎・小児整形外科合同学会
 (6th the Combined Congress of Spine&Pediatric Orthopaedic Sections, APOA)



5th International Clubfoot Congress

千葉県こども病院整形外科
亀ヶ谷真琴


 本年8月27・28日の両日、第5回国際内反足学会がHonk Kongで開催された。本会は、過去3年おきに開催される国際整形・災害外科学会(SICOT)と同時に開催されてきた。Organizing Committeeとしては、毎回Prof. Henri Bensahel, Prof. Ken N. Kuo, Prof. Wallace Lehmanの3人により企画され、国際小児整形外科学会(International Federation of Pediatric Orthopaedic Society)の後援で行われている。
 2日間にわたり、全世界から計58題(口演54、ポスター4)の発表があった。内容は、いわゆる先天性内反足に関する演題で、麻痺性を含む症候性の内反足は含まれていない。1日目は、先天性内反足の成因や疫学に関する発表があり、続いてPonseti法を中心とした保存的治療成績が発表された。保存的治療に関しては、現在Ponseti法が世界を席巻しつつあり、manipulationを主体としたFrench法とともに2大勢力となっていた。どの報告においても、以前保存治療後に必要とした手術治療の割合は、極端に低くなったことは事実である。しかし、必ずしも全例で解剖学的整復が得られるわけではなく、その点が今後最終成績にどのように影響してくるかは、非常に興味深い点である。2日目は、難治例や遺残変形に対する手術治療が中心であった。手術に関する発表も、Ponseti法後の遺残変形に対する前脛骨筋腱移行術に関するものが多く、腱のsplit transferかtotal transferか、またその手術時期などについて活発な討論があった。遺残変形のsessionでは、Ilizarov法を用いた矯正の報告が4題見られた。日本からの演題は、千葉大学整形外科の見目智紀先生による、術後成績と運動能力についての発表だけであった。
 いまや、先天性内反足に限らず、どんな内反足でもPonseti法で解決できるとさえ言われている。今回の発表を見ても、以前は主流であった距骨下全周解離術などの発表は皆無であった。従来から、綿々として内反足治療に携わってきた我々にとっては、隔世の感がある。今後、この流れがどう変わっていくのか、興味深いところである。






2008年 SICOT/ IFPOS学会報告

福岡市立こども病院・感染症センター
藤井敏男


 2008年8月24日~28日に香港Convention and Exhibition Centreで第24回SICOT学会が開催され、小児部門はIFPOSの下に運営された。学会本体のCongress Chaimanは香港大学Keith Luk教授で、小児部門は香港大学の小児整形主任のWang Chow先生が担当した。Chow先生はDuchess of Kent Children's Hospitalも兼任している新進気鋭の小児整形外科医である。

 前回2005年にイスタンブールで開催されたSICOT学会から、小児部門はspeciality dayとしてIFPOSが学会プログラムの設定・運営を行っており、今回がその2回目であった。イスタンブール学会では小児部門は1日間であったが、今回は主題設定をIFPOSとAPOA・Pediatric Sectionが協力して行いアジア地区に適した主題を選定した結果、応募演題数が多く、会期を8月25日、26日の2日間とした。

 主題は、肘周辺骨折、下肢屈曲/回旋変形、先天性股関節脱臼、側弯/後側弯、脳性まひ、感染症であった。尚、藤井がCourse LecutureとしてDDH ; Various pelvic osteotomies for DDH children who have open triradiate cartilageを担当した。

 それぞれの発表には世界中の各国の社会背景や医療事情が反映されているものが多く、かなりバリエーションが見られたが、日本を含めた先進国内では見られない病態は興味深いものがあった。小児部門の出席者は約200名であった。

 SICOTの学会開催は3年毎であるが、今後ともIFPOSが運営の主体を担うため一貫した学会運営体制が取れると考えられ、それにJPOAもAPOA・Pediatric Sectionの一員として積極的に参加することで日本からの情報発信がさらに活性化すると思われるので、今後も国際委員会を中心としてIFPOSと密接に連携することが望ましい。





第27回ヨーロッパ小児整形外科学会記
  - 27th annual meeting of European Pediatric Orthopaedic Society -

千葉県こども病院整形外科
亀ヶ谷真琴


 第27回ヨーロッパ小児整形外科学会は、4月9日から12日までの4日間ポーランドのワルシャワ(会場:Hilton hotel, Warsaw)にて開催された。今回の学会は、EPOSのpresidentであるProf. Ippolito(イタリヤ)とLocal hostであるProf. Napiontek(ポーランド)を中心に企画された。
 9日には、pre-meeting courseとして、Dega osteotomyを題材に、手術方法の紹介とCDHやCP症例に対する同手術の長期成績が報告された。Dega osteotomyについては、以前からPemberton osteotomyとの違いがはっきりわからなかったが、今回のcourseに参加したことでそれらの違いを理解できた。
 10日の学会初日は、前半に“Hip in Adolescence”に関する演題があり、それに先立ちPlenary LectureとしてProf. Millisが“Surgical dislocation”について、Prof. Tannastが“Periacebular osteotomy”についてそれぞれ20分ずつの講演を行った。後半は、筋・神経疾患と上肢に関する演題があった。
 11日(2日目)には、外傷、スポーツ、下肢再建術などの演題があり、後半の最初にはProf. Molenaersの“CPに対するBotulinum Toxin-Aの効果”についてのPlenary Lectureがあり、その後にペルテス病、脊椎、感染症に関する演題が続いた。
 12日(最終日)は、Prof. Romanowskiによる“Radial longitudinal deficiency”についてのPlenary Lectureから始まり、腫瘍、先天股脱、足部変形についての演題が続き、午前中にすべてのプログラムが終了した。今回のプログラムでは、Plenary Lectureが4題、Oral presentationが77題、Poster presentationが100題の計181題が採用された。その中で、日本からの演題は、残念ながら筆者と筆者の後輩医師の二人であった。

 学会初日の午後には、ワルシャワ市内観光があり、最近再現された旧市街地や第二次大戦に関するモニュメントを見学した。会場のHilton hotelは市の中心部にあるが、その周囲は今まさに再開発の真っ只中であった。また、学会2日目の夜には、ワルシャワ近郊のカントリーハウスにて晩餐会が催され、民族衣装に包まれた踊り子たちによる民族舞踊と伝統的なポーランド料理を堪能した。

 ワルシャワは、過去に何度となく隣国の侵略を受け、そのたびに壊滅的な打撃を受けてきた。今回pre-congress tourとして、Auschwitz強制収容所後を訪れる機会を得たが、その中には多くのこどもたちが犠牲になったことが記されていた。こどもたちが自由にかつ健全に生きるためには、まず平和であることが絶対条件であることを再認識した次第である。来年の同学会は、ポルトガルのリスボンで開催予定である。




第7回アジア・太平洋整形外科学会;脊椎・小児整形外科部門合同学会印象記
  - The 7th Combined Congress of the Spine and Pediatric Sections, APOA -

兵庫県立こども病院整形外科
薩摩真一


 2008年6月4日から7日まで、韓国のチェジュ島において第7回アジア・太平洋整形外科学会;脊椎・小児整形外科部門合同学会 (The 7th Combined Congress of the Spine and Pediatric Sections, APOA)が開催された。同学会は、APOAの中の脊椎部門と小児整形外科部門が3年おきに合同で行なうものであり、前回は2005年台湾の台北市で開催された。今回、日本人として参加した1人として学会および開催地についての印象を綴る。

 今学会のChairmanは、脊椎部門がJae-yoon Chung先生 (Chonnam National University Hospital)、小児部門がIn-Ho Choi先生 (Seoul National University Children’s Hospital)で韓国の先生お二方であった。
 チェジュ島は大阪府の面積と同じぐらいの広さで南端はリゾートエリアとして新羅ホテル、ロッテホテル、ハイアットリージェンシーなど超高級ホテルが林立する地区であるが、今学会は島の北端にあり落ち着いた雰囲気の済州市ラマダプラザホテルで開催された。学会前日4日夕刻からのwelcome partyでは、会を主催された韓国の脊椎・小児整形外科部門から次々と歓迎の挨拶がなされた。わが国からもAPOA spine sectionのChairmanとして、日本小児整形外科学会の理事長でもある国分正一東北大学名誉教授が祝辞を述べられた。

 翌5日から、小児整形外科部門ではCase Discussionを皮切りに3日間の本学会が始まった。日本からは千葉県こども病院整形外科の亀ヶ谷真琴先生が股関節などの症例を2~3紹介された。またその日のPlenary Lectureでは国分正一先生がNon-specific neck painのタイトルでその症候および局所ブロック法について中国の鍼灸術などを比較に出しながら講演をされ、フロアーからは多くの質問があった。午後からの -Foot other than clubfoot- のセッションでは浜西千秋近大整形外科教授がシンポジストとしてVertical & Oblique talus deformitiesのタイトルで発表された。

 学会2日目にはアジア各国の小児整形外科事情と題したシンポジウムが持たれ、我が国からは亀ヶ谷真琴先生、その他インド、マレーシア、モンゴル、ベトナム、韓国の各代表が発表された。印象に残ったことの1つは日本にはなんと多くの小児整形外科医がいるのかというフロアーからの質問であった。裏を返せば、日本以外では定められたeducational trainingを積んだ整形外科医のみが小児整形外科医を標榜するという国が多く、我が国の小児整形外科分野の卒後教育システムに思いをはせる指摘であった。2つ目は小児整形外科分野のいわゆる後発国に対する韓国の積極的な働きかけを改めて実感したことであった。この点では我が国は先発国という安心感に胡坐をかいている場合ではなくアジアの各国に対してさらにアピールしていく必要があると感じた。Plenary Lectureでは福岡こども病院の藤井敏男先生がSprengel deformityの病態と手術的な治療法について講演をされた。

 その日の夜には、Banquetが盛大に催され、韓国伝統のテコンドーとミュージカルダンスをフュージョンさせたアトラクションが会を盛り上げた。

 さらに特筆すべきは3年後の2011年には本学会が岐阜で開催されることが紹介され、脊椎部門のChairmanを務められる岐阜大整形外科の清水克時教授が演壇に立ち日本と岐阜の紹介とともに演題募集をアピールされた。同時に小児部門のChaimanが亀ヶ谷真琴先生に決定されたことが紹介された。

 今学会を総括すると小児部門は、Symposiumが9セッション37題、Free paperが13セッション77題、Posterが69題の計183題が採用された。全体的には運営もスムーズでよくまとまり、欧米諸国からも著明な小児整形外科医が集い、非常に一体感のあるすばらしい学会であった。そのなかで日本からの演題は、各々4, 10, 7の 計21題で、前回の台湾での学会に比べるとややactivityが落ちたように思われた。

 3年後には本学会が日本で開催される予定でもあり、前述したように韓国やその他アジア各地の医師達の活躍を目前にした今、我々日本の小児整形外科医も個々の研鑽とともに、お互いが一丸となって全体としてのレベルを高めていく必要があると感じた。このことがアジア、ひいては世界のこどもたちの未来のために還元できる我々の使命であろう。




第6回アジア・太平洋整形外科学会 脊椎・小児整形外科合同学会
  - 6th the Combined Congress of Spine & Pediatric Orthopaedic Sections, APOA -

千葉県こども病院整形外科
亀ヶ谷真琴


 2005年11月24日から27日まで、台湾の台北市において第6回アジア・太平洋整形外科学会の中の脊椎・小児整形外科部門の合同学会が開催された。同学会は、APOAの中の脊椎部門と小児整形外科部門が3年おきに合同で行なうものであり、前回は2002年シンガポールにて開催された。

 今学会のPresidentは、脊椎部門Chairmanの国立台湾大学整形外科のProf. Po-Quang Chenが、Co-Presidentとしては、小児部門Chairmanの福岡こども病院整形外科の藤井敏男先生が、まとめ役として骨を折られた。
 会場は、台北市でもっとも歴史のある圓山大飯店(The Grand Hotel)にて行なわれ、学会前日24日夕刻からのwelcome partyでは、会を主催された台湾小児整形外科学会から歓迎の挨拶がされ、特に小児整形外科分野においてadvisorとして今回の開催に尽力されたNHRI (National Health Research Institute) のProf. Ken Kuoに対し感謝の弁がなされた。
 また、APOAのspine sectionの新しいChairmanとして、我が日本小児整形外科学会の理事長でもある東北大学の国分正一教授が就任されたことが報告され、アジア各国の参加者全員から祝福を受けた。

 翌25日から、Plenary Sessionを皮切りに3日間の本学会が始まった。
日本からは、京都大学名誉教授の山室隆夫先生がBioactive Ceramicsについて、九州大学名誉教授の杉岡洋一先生はペルテス病とSCFEのおける大腿骨前方回転骨切り術の経験について招待講演された。小児部門は、Symposiumが14題、Free paperが55題、Posterが35題の計104題が採用された。そのうち日本からの演題は、各々2, 8, 17 計27題であり、約1/4が日本からの演題であった。
 Symposiumは、Limb Reconstruction, Future of Pediatric Orthopaedic Surgery, DDH Surveyが取り上げられ、各々のSymposiumは、アジア地区にとどまらず、各地区(北米、欧州)の小児整形外科学会を代表して、Prof. D, Aronsson, Prof. R. Loder, Prof. H. Bensahel, Prof. Grillなどが加わり、活発な論議がなされた。

 26日の晩には、Banquetが盛大に催され、台湾の小学生による伝統的な音楽の演奏とともに、美味な中華料理に舌鼓を打った。

 演題申し込みsiteの運営にトラブルがあり参加者には多少不便があったものの、台湾小児整形外科学会の努力により最終的にはよくまとまり、世界各国から著明な小児整形外科医も集い、非常に一体感を得たすばらしい学会であった。
 また、この会において、かねてから予定していた台湾小児整形外科学会(TPOS)とJPOAとのallianceが正式に締結され、韓国小児整形外科学会(KPOS)とともに臨国同士の密な関係をより強化できるようになった。今後は、ともに力を合わせ、アジアのこどもたちの未来のために努力したい。
 
 最後に、会の運営にあたった台湾小児整形外科学会(TPOS)のDr. Z.L. Lee, Prof. M. Lin, Dr. J.C.H. Chang他、たくさんのstaffに感謝し、印象記を終える。




<第15回日本小児整形外科学会教育研修会 報告>
会 期 平成20年(2008年)8月23日(土)・24日(日)
会 場 大正製薬株式会社本社 902会議室(東京・高田馬場)

1)講演内容(講師敬称略)
1.一般講演7題
※(1) 骨軟部腫瘍 松田 秀一
※(2) 先天性股関節脱臼 三谷 茂
※(3) 下肢の骨折 日下部 虎夫
※(4) 脊柱側彎症 川上 紀明
※(5) 下肢先天異常 川端 秀彦
※(6) 大腿骨頭すべり症
北 純
※(7) 小児整形外科と障害福祉制度
佐藤 一望

2.パネルディスカッション 「二分脊椎の基礎と臨床」
   ※(8) 病態・脳外科の臨床(パネルディスカッション)
         新井 一、門司順一、沖 高司、芳賀信彦
※以上、“日整会教育研修”1単位認定

2)参加者
130名
参加者が、去年より増え、今回も一般講演、パネルディスカッションともに充実した内容となった。

3)第16回研修会予定
会期:平成21年8月22日(土)~23日(日)
場所:大正製薬本社9Fホール(*確定ではありません)


<日本小児整形外科学会平成20年度第1回理事会議事録>

日 時: 5/23(金) 12:00~14:00
場 所: ロイトン札幌 パールホールC
出席者: 国分正一(理事長)、佐藤雅人(副理事長)、扇谷浩文、荻野利彦、奥住成晴、亀ヶ谷真琴、北 純、日下部虎夫、笹 益雄、富田勝郎、浜西千秋、安井夏生、山本晴康、坂巻豊教(監事)、藤井敏男(監事)
欠席者: 岩本幸英、瀬本喜啓
(敬称略)


 ※各種委員会報告は各委員会名をクリックして下さい

理事会報告事項 理事会審議事項
国際委員会 教育研修委員会 MCS委員会 編集委員会
学会あり方委員会 社会保険委員会 広報委員会 スポーツ委員会
用語検討部会




【理事会報告事項】(国分理事長)
1. 理事長報告
2011年に岐阜市で開催予定のアジア太平洋整形外科学会(APOA)脊椎・小児部門合同会議(Combined Congress of Spine & Pediatric Sections)のCo-Presidentとして、脊椎部門は清水克時教授(岐阜大学)が決定しているが、小児部門にはcouncil memberである亀ヶ谷真琴理事を推薦したい、との報告があった。亀ヶ谷理事を学会としても支援することを了承した。
2. 庶務報告 正会員数 1178人  名誉会員 28人
3. 小児関連学会連絡協議会(平成20年1月18日)報告(副理事長)
各関連学会の諸問題と対応の報告に終始した。
小児科中心の会で、あくまで連絡会であり、交渉団体とは思えない雰囲気であった。
4. 第19回学術集会準備報告(坂巻会長)
1) 会期:平成20年12月11日(木),12日(金)
会場:御殿山ガーデンホテルラフォーレ東京
会長:坂巻豊教(国立病院機構箱根病院副院長)
2) 企画
(1) 主題 小児のスポーツ障害ほか
(2) 特別シンポジウム [歩行開始後のDDHの治療]
演者:Colin Moseley(米)、Perry Schoenecker(米)、Ken Kuo(台湾)、三谷 茂(岡山大学)、日下部 浩(国立成育医療センター)、和田晃房(福岡市立こども病院)
(3) 教育研修講演
「先天性内反足の治療」 北 純先生
「小児の上肢先天性疾患の治療」 高山真一郎先生
(4) 一般演題
(5) ランチョンセミナー 4題
イブニングセミナー 1題 Richard McCarthy (米)
3) 演題受付 7月1日~8月27日
4) 12月11日(木) 全員懇親会
5) 第20回日整会骨系統疾患研究会:12月12日(金)午前
5. 第20回学術集会予定(山本副会長)
(1) 日時:2009年12月4日(金)・5日(土)
(2) 会場:愛媛県県民文化会館(松山市)
6. 第21回学術集会予定(安井理事)
(1) 日時:2010年11月26日(金)・27日(土)
(2) 会場:徳島県郷土文化会館
7. 松尾フェロー基金の創設
第17回日本小児整形外科学会会長藤井敏男先生より100万円が日小整会松尾フェローの基金として寄贈された。
目的: 松尾隆名誉会員(南多摩整形外科病院)が行っている
脳性まひ治療体系の外国からの臨床研修希望者を援助する
方法: 一人当たり20万円(宿泊費などの経済的援助)
各年度1ないし2名とする。
研修期間: 4週間(詳細は個別相談)
研修施設: 〒195-0064 東京都町田市小野路町11-1
財団法人ひふみ会 南多摩整形外科病院
理事長 松尾 隆 先生
TEL:042-735-3731㈹ FAX:042-735-3732
応募先: 日本小児整形外科学会事務局 jpoa@jpoa.org
応募資格: 推薦者2名を必要とする

今年度は松尾先生ご自身に選考していただき、Liu Yuezhong先生, Chinaを選出した。今後の募集・選考は、国際委員会にお願いする。




【理事会審議事項】(国分理事長)
1. 前回議事録承認
2. 名誉会員・評議員推薦、定年評議員の承認
名誉会員:青木治人評議員(第15回学術集会会長)
評議員:伊部茂晴先生(茨城県立こども福祉医療センター整形外科部長)
定年評議員:青木治人評議員、岩谷 力 評議員
3. 日整会小児整形外科委員会との関係
現在、日整会小児整形外科委員会に、当学会より亀ヶ谷、北、浜西、安井理事が委員となっているが、当学会にも「小児整形外科研修あり方委員会」を設置し、北理事を担当理事として構成委員を人選する。
4. その他
学術総会パネル6「今後の小児の整形外科研修をどうするか」が充実したものであったので、日整会誌への執筆依頼がないと確認されれば、当学会誌に掲載してはどうかとの提案があり、承認された。




【国際委員会】(亀ヶ谷委員長)
1. EPOS(Warshaw)報告
2. APOA Combined Congressの状況。(2008/6/4-7に韓国、済州島)
小児部門にtraveling fellowshipが再開する。
APOAのHPに日小整会fellowshipsに関する情報を掲載し、同時に各国の小児整形外科の有力者に案内した。
3. SICOT、IFPOSとInternational Clubfoot Symposium(2008/8/23-29、Hong Kong)を紹介
4. fellowついて
1) 学会報告時にfellow命名者の先生方の写真を提示してもらうこととした。
2) 来年度KPOS-TPOS-JPOA exchange fellowshipについて、JPOAからTPOSへのfellowを選出するので今年度の学会告示時及び抄録に明記を依頼
3) 各fellowの選出/派遣
(選出) 2008年Asian fellow Dr.Saurabh Singh (India)
Dr.Wang Xuewen (China)
Dr.LIM Kean Andrew (Singapore)
(選出) Yamamuro-Ogihara fellow Dr.Enkhzul Erdenesho (Mongolia)
(派遣) Murakami-Sano fellowship 前期:劉斯允先生 *ベトナム訪問予定
(佐賀整肢学園こども発達医療センター)


後期:中村順一先生 *訪問国を検討中
(千葉大学)
(選出/派遣) KPOS-TPOS-JPOA exchange fellow Dr.Ting-Ming Wang (TPOS)
 *12月JPOA学術集会参加予定

劉斯允先生 *4月訪韓完了
(佐賀整肢学園こども発達医療センター)
5. 山室先生から整形災害外科助成財団が毎年アジア諸国から招聘するfellowsの一人に小児整形外科医を含めてもらうよう、理事会から要請すべきとの提案があった。この報告を受け、理事長は当財団の理事長であるので、財団が推薦を依頼している来年度日整会学術総会岩本幸英会長に善処方をお願いすると回答した。
6. 松尾Fellowshipの設立
7. 青木委員より辞退の申し出があり、後任に関しては未定、推薦予定有。
8. JCOR購読については、川端委員を中心に評議委員を中心に希望を募り、30数名から申し込みがあった。




【教育研修委員会】(奥住委員長)
1. 第15回教育研修会
日 時: 平成20年8月23日(土)午後1時~午後6時
平成20年8月24日(日)午前9時~午後4時
場  所: 大正製薬(株)9階 会議室
2. 参加費の変更
今年度より、会員の参加費が5000円安くなり→20000円、非会員30000円




【MCS委員会】(岩本委員長)
特に、報告なし。




【編集委員会】(荻野委員長)
1. 機関誌について
17巻1号(一般 32編、外国人5編)平成20年2月15日発刊
17巻2号(主題・教育研修講演・パネル・外国人Fellow)
      平成20年9月発刊予定
18巻1号(一般・ポスター)平成21年2月発刊予定
2. 委員会
平成20年4月2日  編集小委員会(東京)
平成20年5月24日  編集委員会(札幌)
3. 投稿状況
48件 外国人6件
現在17巻2号発刊に向け、準備中。




【学会あり方委員会】(浜西委員長)
特に、報告なし。




【社会保険委員会】(佐藤委員長)
今回の改訂で整形外科領域は、小児の部分も含め、前回の要望は全く通らなかったが、今後も日本整形外科学会、日本小児期外科系関連協議会を通して、厚生労働省に改正を求めていく方針である。




【広報委員会】(藤井委員長)
19年12月~20年4月までの広報委員会活動は下記の通りである.
1. ホームページの内容更新について
  理事、評議員等の新役員名簿
理事会や評議員会の議事報告
各委員会の報告
 Fellowの募集と報告
関連学会、研修会の公示
海外関連学会のアナウンス
2. 会員専用ページの改定
 登録会員専用ページの様式を変更した。




【スポーツ委員会】(日下部委員長)
1. 活動報告
 第81回日本整形外科学会学術総会における特別ポスター展示企画「整形外科の明日を拓く」における日本整形外科学会スポーツ委員会として「子どものスポーツ外傷・障害予防システムの確立」のテーマで日本整形外科スポーツ医学会、日本臨床スポーツ医学会、日本小児整形外科学会スポーツ委員会の共同作成となった。
当委員会は「子どものスポーツ障害とその予防-啓発冊子の作成とその応用-」として提出した。
2. 委員の交代
 高村委員より、白仁田 厚先生へ交代




【用語検討部会】(佐藤委員長)
日整会から「整形外科学用語集第6版」の改定版出版に関して、当学会の領域の用語の検討を依頼された。部会より出された改正案に関して、理事会で検討し回答をだすことになった。

・DDHの略は『発育性股関節形成不全』 のままでしかたがない。
 (邦語を使っている人はいない)
・Pavlik harness →リーメンビューゲル
・リーメンビューゲル装具 → Pavlik harness を付け加えていただく
・RB はすべて Rbに統一を