2014年POSNA報告

2014年POSNA参加

 

2014年4月30日から5月3日にLAのHollywoodで開催されたPOSNA Annual Meetingに参加してきましたので報告します
私自身のPOSNAへの参加は2010年ハワイのワイコロアで開催された時以来2回目となります
今回の参加者総数は935名と非常に多く、学会場では日本人を探すのにもひと苦労といった感じでした

ハワイでの開催時にはスーツを着ている人などおらずポロシャツやアロハシャツでの参加者がほとんどでしたが今回は多くの人がスーツにネクタイでの参加でした(もちろん例外はいましたが)
日本からの参加者は当院から私と衣笠先生、名古屋から服部先生、鬼頭先生、松下先生、仙台日赤から北先生、後藤先生、滋賀小児から吹上先生、元TSRHの神谷先生の9人でありました
発表演題は圧倒的にアメリカからのものが多く約85%位を占めていました
残り10%が欧州、5%がそれ以外といった感じで、Oral Presentationに限ればアジアからの発表は3題のみでありまさに完全アウェイ状態でした
日本からの発表はOral1題、E-poster 4題の合計5題であり近年負け続けていた韓国からの発表数4題をわずかに上回っていました
またE-posterの演題数4題というのは全体で見てもカナダと並んでアメリカ国外からの発表のなかでは最も多いものでした
今後も日本からの積極的なApplyを期待したいところであります

私が今回発表したのは金曜日に行われたSubspecialty Dayという様々な専門分野に分かれてLecture やPresentationが行われる中でのHipのSessionでした
発表時間は4分と短いですが超過している演者は皆無でした
Native Speakerがほとんどなので当たり前ですがOral Sessionでは英語でとちっている人を全く見かけません。また質問者も非常に早口でしかも多弁です
質疑応答では内容よりまず誰に質問しているのか?質問なのかコメントなのか?を聞きわける必要があります
このことは発表が近づくにつれ決して英語が堪能でない私の中で大きな重圧となって圧し掛かってきました
対策としてとにかく予想される質問を10個くらいQ&A方式で列挙し、質問されたらFreezeせずにまず喋ることを目標としました
また恥をしのんで発表前に座長のDr. Castanedaに僕はあまり英語が得意でないからゆっくりしゃべってくれと言いに行くと【僕の日本語より上手だろう?】とJokeで返されました
結果、予想された質問がずばりきて無事質疑応答を終了しホッとしました

 

 

Closing Partyでの一コマ同日夕方にはClosing PartyがDolby Balloon Hallで催されました(写真1) この様子はPOSNAのWebで見ることができます
女性陣は華麗にDress-upされHollywood開催らしく非常に華やかな雰囲気の中、Wolfgang Puckのハウスワインが供され皆思い思いに楽しんでいました
後半にはDJ付きのDance Timeが始まり私も思わずステップを踏んでしまい
ました
プレッシャーもありましたが非常に楽しい学会参加となりました

 

 

チャイニーズシアター前で見つけたジョニーデップの手型と足型

国際学会と言えばPost Congress( Pre? Inter?) も大きな楽しみの一つです
開催地であるHollywoodは言わずと知れたアメリカ映画の聖地であり、毎年アカデミー賞の授与式が行われるドルビーシアター、さらにはチャイニーズシアターなど見どころいっぱいです(写真2)
またちょっと足をのばせば世界有数のセレブ都市ビバリーヒルズ、陽光あふれる
サンタモニカを訪れることも可能で、夜は夜でNBA観戦、夜景観賞、CoolなNight ClubなどまさにEntertainment満載といった感じのFantastic なLocationでした

 

 

学会以外も十分に堪能させていただきました
JPOAの国際委員会の一委員として言わせていただければ
日本からもっと多くの若い先生に参加して欲しかったと思います
52歳の私ですら大いに
activateされてきました
世界の最先端で今何がトピックスになっているのかを実感するこ
とで必ずや大きな刺激を受けて今後の診療や学会活動の糧となると思います

兵庫県立こども病院
小林大介